収益シミュレーションの作り方|教室・講師業の月収を数字で設計する アプリ更新日:2026/09/08 16:12
「なんとなく月10万円くらいになればいいな」では事業として続きません。教室・個人レッスン・オンライン講座の収益は、シンプルな計算式で事前にシミュレーションできます。数字を持って始めることが、現実的な講師業への第一歩です。
収益の基本計算式
どんな形式のレッスン・講座でも、収益は以下の式で表せます。
この3つの数字——単価・生徒数・回数——のどれかを変えることで収益は変わります。「もっと稼ぎたい」と感じたとき、どの数字を動かすべきかを考えることが収益設計の本質です。
単価・生徒数・回数の組み合わせ表
同じ月収でも到達方法は複数あります。自分が現実的に動かせる変数はどれかを確認しましょう。
| パターン |
単価 |
生徒数 |
月回数 |
月収入 |
| 少人数・高単価 |
15,000円 |
4名 |
2回 |
120,000円 |
| 中規模グループ |
5,000円 |
10名 |
3回 |
150,000円 |
| 個別集中型 |
20,000円 |
5名 |
2回 |
200,000円 |
| 月謝制・中規模 |
8,000円/月 |
15名 |
(月謝) |
120,000円 |
| オンライン講座販売 |
30,000円 |
5本/月 |
(販売数) |
150,000円 |
生徒数を増やすより単価を上げるほうが、労力の増加なしに収益を上げられます。単価×2 = 生徒数÷2でも同じ収益。消耗しない形を選びましょう。
形式別シミュレーション例
月謝単価8,000円
受講者数12名
月収入96,000円
経費(場所代等)▲20,000円
手取り概算76,000円
1回単価10,000円
月レッスン数20回
月収入200,000円
経費(教材等)▲10,000円
手取り概算190,000円
講座単価25,000円
月販売数8本
月収入200,000円
プラットフォーム手数料等▲20,000円
手取り概算180,000円
目標月収から逆算する方法
「月30万円を目指す」という目標があれば、そこから必要な数字を逆算できます。
逆算ワーク:目標月収30万円の場合
2
月の経費を引いて必要売上を出す
経費30,000円 → 必要売上:330,000円
3
単価を決める
例:個別レッスン1回 10,000円
4
必要なレッスン数を計算する
330,000 ÷ 10,000 = 33回/月 → 週8〜9回
5
現実的かどうかを検証する
週8〜9回が無理なら→ 単価を上げるか、グループ講座を組み合わせる
コストを正確に把握する
収益シミュレーションは「売上」だけでなく「コスト」も組み込まなければ意味がありません。
| コスト項目 |
形式 |
月の目安 |
| 会場・スタジオレンタル代 |
対面教室 |
5,000〜30,000円 |
| 教材・消耗品費 |
全形式 |
1,000〜10,000円 |
| 交通費 |
対面・出張型 |
3,000〜15,000円 |
| 通信費・ツール費(Zoom等) |
オンライン |
1,000〜5,000円 |
| 集客・広告費 |
全形式 |
0〜30,000円 |
| プラットフォーム手数料 |
サービス利用時 |
売上の10〜30% |
| 合計目安(小規模・対面) |
15,000〜50,000円 |
「手取り」まで計算する
手取り計算例(個別レッスン・月20回・単価10,000円)
売上200,000円
▲ 経費合計▲ 20,000円
▲ 所得税・住民税(概算20%)▲ 36,000円
手取り概算144,000円
売上200,000円 ≠ 手取り200,000円。フリーランス・個人事業主は税金・社会保険料も自己負担です。売上の20〜30%は税負担として計算に含めましょう。
シミュレーションを使って「無理のない目標」を設定する
- 副業スタート:月3〜5万円の目標から→ 週2〜3回・5〜8名からでも達成できる
- 本業化の目安:月20〜30万円の手取り→ 現実的な生徒数・単価を逆算して設計する
- スケールアップ:グループ講座・オンライン講座を組み合わせて時間単価を上げる
シミュレーションは「達成できそうな数字」と「実際に動ける時間」を照合することが目的です。週に何時間をレッスンに使えるかを起点に設計しましょう。
収益シミュレーションは「夢を数字に変える」作業です。単価・生徒数・回数の3変数を動かし、コストと税負担を引いた手取りまで計算することで、現実的な講師業のプランが見えてきます。始める前に一度、紙の上で設計してみてください。
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