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テキスト・教材の作り方と著作権の注意点|講師・教室の教材設計 アプリ更新日:2026/09/08 16:12

ManabiMeets編集部 / 2026年9月8日

「テキストや資料を作りたいけど、どこから手をつけていいかわからない」「ネットや本から内容を参考にしても大丈夫?」——教材作りに関する疑問は、講師・インストラクターから多く聞かれます。手作りの教材は講座の質を高め、生徒の理解を深め、「この先生はちゃんとしている」という信頼感にもつながります。この記事では、ゼロから教材を作る手順・便利なツール・著作権で知っておくべきルールを解説します。

教材を作る前に決めること

教材を作り始める前に、次の3つを明確にしておくと、内容がブレずにスムーズに作れます。

特に「持ち帰り復習用」と「レッスン中の参照用」では、必要な情報量とレイアウトがまったく異なります。目的に合わせて設計しましょう。

教材を作るステップ

ステップ① 構成を先に決める(目次を作る)

最初にデザインや文章を考えるのではなく、「何をどの順番で伝えるか」の目次・アウトラインを箇条書きで作ります。カリキュラムの1回分の内容を分解して、①導入→②基礎知識→③実践・手順→④まとめ・チェックリストという流れで構成するのが基本です。

ステップ② 文章は「短く・具体的に」書く

教材の文章は教科書のように堅くなりがちですが、読みやすい教材は「短い文・箇条書き・具体例」の組み合わせです。一文は40〜60文字を目安に。「〜しましょう」より「〜する」の形が読みやすく、「重要です」より「なぜなら〜だから」と理由を書くほうが頭に入ります。

例:「火加減は大切です」→「強火のままだと焦げます。中火に落とすタイミングが仕上がりを左右します」

ステップ③ 図・画像・表を積極的に使う

文字だけの教材は読まれにくく、理解されにくいです。手順は番号付きリスト、比較は表、関係性は図で示すと一気にわかりやすくなります。手書きのイラストでも構いません。スマートフォンで撮影した写真も、許可を取れれば生徒の実例として使えます。

ステップ④ 最初は「8割の完成度」で配布する

完璧な教材を目指して配布を先延ばしにするより、8割の完成度で使ってみて、生徒の反応・質問・つまずきポイントをもとに改善するほうが、結果的に質が高くなります。「今日のバージョンはまだ試作版です」と正直に伝えても問題ありません。生徒はむしろ「一緒に作っている」感覚に喜んでくれることもあります。

教材作りに使える無料・低コストツール

Canva 無料プランあり

テキスト・スライド・チラシ・ワークシートが直感的に作れるデザインツール。テンプレートが豊富で、デザイン知識がなくても見栄えの良い教材が作れる。PDF出力も可能。

Googleスライド 無料

ブラウザ上でプレゼン資料が作れる。共有リンクで生徒に送れるため、印刷コストを省ける。共同編集も可能でチーム対応にも便利。

Googleドキュメント 無料

テキスト中心の教材・レシピ・ハンドアウトに最適。PDF変換が簡単で、更新するたびに最新版を共有できる。シンプルな教材ならこれで十分。

Microsoft PowerPoint / Word

慣れている人はOfficeで作るのが最速。PDF保存でどの端末でも同じように表示される。テンプレートも豊富。

Canvaは教育・非営利目的であれば有料素材の一部が無料で使えます。教材に使う写真・イラストをCanva内の素材で揃えると、著作権の心配がなく見栄えも統一されます。

著作権で知っておくべきこと

教材を作るとき、本・ウェブサイト・他人の写真・楽曲などを使いたくなることがあります。著作権の基本ルールを知らずに使うと、権利侵害になる場合があります。

使い方 判定 解説
書籍の文章をそのまま教材にコピーする NG 著作権侵害。引用ルール(出典明記・必要最小限)を守れば一部引用は可能
書籍の内容を参考に自分の言葉で書き直す OK アイデア・情報自体には著作権はない。自分の言葉で表現すれば問題ない
ネット上の画像を教材に無断で使う NG 画像にも著作権がある。フリー素材サイト(Unsplash・Pixabayなど)の素材を使う
CDの音楽をBGMにレッスンで流す 要確認 営利目的のレッスンでの使用はJASRACへの届出・許諾が必要な場合がある
生徒の作品・写真をSNSに投稿する 要確認 生徒の作品にも著作権がある。事前に同意を取った上で投稿する
自分で作ったオリジナルの教材を配布する OK 自分が創作したものは自分が著作権者。自由に使用・配布・販売できる
著作権フリーの素材を使う OK 利用規約の範囲内であれば使用可能。商用利用の可否は素材ごとに確認する
「少しだけなら大丈夫」「有名な教材だからみんな使っているはず」という判断は危険です。著作権侵害は意図の有無に関わらず成立します。判断に迷うときは「自分で作る・フリー素材を使う・許可を取る」の3択で対応しましょう。

教材の著作権は講師自身が持つ

自分で作った教材・テキスト・スライド・動画は、すべて講師自身の著作物です。生徒が無断でSNSにアップしたり、他の人に共有したりすることを防ぐために、教材の1ページ目に「本テキストの無断転載・複製・二次利用を禁じます」と明記しておくことをおすすめします。

教材は「資産」です。一度作れば何度でも使えます。最初は時間がかかりますが、使いながら改善していくことで、長く価値を持つ教材に育ちます。「完璧なものを一度で作る」より「使いながら育てる」という発想が、教材作りを続けるコツです。

まとめ

教材は①構成を先に決める、②短く具体的に書く、③図・画像を使う、④8割の完成度でまず使う、という4ステップで作れます。ツールはCanva・Googleスライド・Googleドキュメントで十分です。著作権については「自分の言葉で作る・フリー素材を使う・不明なものは使わない」を原則にすることで、リスクを避けながら質の高い教材を作れます。これで第3章が完結です。次の第4章では「価格設定と収益化」に入ります。

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